Feeling,釧路

昨日は行者ニンニクを弟子屈の知人宅で収穫させていただきました。

本州から移住され15年前にWI-FI用の鉄塔を立てるお手伝いで知り合いそれからのお付き合い。極力何もしないという知人によって土地の肥沃さが生み出され広大な敷地の中で年々繁っていく行者ニンニク。

一つはカムイの為に、一つは土地の為に、一つは自分(達)の為に。
そう思いながら収穫させていただきました。
今年もお世話になりました。

 

 

その足で阿寒湖畔へ向かいコタンのパパとママへお届け。

開口一番「(この大きさ)でかした!」という言葉で喜びが伝わってきました。
高齢になって(体力的に)山に収穫に行けなくなると少しずつ畑に植えた行者ニンニク。
それを見ながら種から植えたものが大きく(太く)なるまで8年掛かるんだと教えてくれました。
こんなにたくさんに採って(その後は)大丈夫なのかい?と心配されましたが、あの光景を見たら安心するのかもしれません。

カムイ達と暮らす人々は無理しちゃならんと言います。
今年も届けられた事嬉しく思います。
これでまた一年お二人で元気でいてください。
お二人とは屈斜路でのWS以来10年以上のお付き合いになりました。
当時在った屈斜路湖畔のチセは今はありません。
時折訪ねてはゴザ編みや糸を作るお手伝いをしましたが手伝いになっていたのかどうか。
久しぶりに行った阿寒。長居は出来ませんでしたがお二人の笑顔と観光客で混み合った温泉街を後にしました。

mikaさんはあまり食さないので実際自分たちが食べる分は少しで事足りる。
分け合う事ができ、そんな人が周りにいる事は幸せな事。
私たちはほんの一瞬の間だけカムイから土地を借りて収穫させてもらったりできる。
その事や繋がりを忘れずにいたいと思います。

釧路から弟子屈まで80km超。
弟子屈から阿寒湖畔まで50km超。
阿寒湖畔から自宅まで70km。
昼頃に出発して帰宅は夜になりました。
釧路を一歩出ると暖かい気温の日でした。
ありがとうございます!

ワークショップ

昨日はコタンのおじさんとおばさんにご挨拶して阿寒湖畔のまりも祭りを初めて見させていただいてきました。
まりも行進、カムイノミ、道内各地のアイヌの踊りは厳かな雰囲気の中で行われていました。
道内の各地からアイヌの方が集まっていた事もあり、二風谷や旭川の方ともお話を伺う事が出来学びの時間でした。

この日は風が強く丸木舟ではなく桟橋での送る儀式になったようです。

カムイノミ中に吹いた風や音…。アイヌの人々は宇宙(神様)、大地(精霊)と繋がっているんだと実感した時間でした。

情報は求めるだけ手に入る時代。
知識だけじゃなくその場で実際にリアルにエネルギーを体験してみることがこれからはより必要になりますね。

ワークショップ

縁があって知り合ってから10年以上。
知人のおじさんが先日新聞に掲載されていました。
製作過程から見て色んな事を聞いていました。
(実はこの生地糸のほんの少しですがmikaさんも撚るのを手伝わせていただいています。)
昨年のワークでは手に触れて確かめさせていただきました。
こういったものを手に触れる機会はめったにない事と思います。

piyara
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私たちは日川のおじさんからたくさんの事を学んできました。
自然を大切にする文化がしっかりと伝承されていきますように。
何が出来るのかを創造性を大切に。
これからも考え続けていきたいと思います。

日川のおじさん。いつもありがとうございます。