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アイヌ文化フェスティバル ウタウタリ

2月11日 阿寒湖アイヌコタンでアイヌ文化フェスティバル ウタウタリがあったので見に行ってきました。

まず最初に、いつもの日川民芸店に久しぶりに向かいます。お二人ともお元気そうで何より。まず、オンネチセに出かけオハウ(お汁)の振る舞いを頂きます。(写真撮り忘れました)

その後は日川のママと阿寒湖シアターイコロでは4月27日から公演の満月のリムセを見に行きました。とってもよかったです!ゴールデンカムイの映画をご覧になった方も多いのかな?若い方も多かったです

 

音響も新しくなって音が回ったり舞ったり7.1chサラウンドって何気に凄いですし、古式舞踊、現代舞踊、3DCGと見ないともったいない気がします。テーマはウレシパモシリ この時代にとてもいいなぁと思いました。

公演後の撮影会は撮影許可がありました。舞台監督の藤間さんやナレーションの宇梶さんもいらっしゃっていました。

 

衣装は満月のリムセのために、各々が違う模様の着物をあつらえているそうです。日川靖子作もあるのですがこの日は見れなくて残念でした。

 

 

 

予告編など

 

その後はしばらくぶりに温泉(撮り忘れました)

 

夕刻、湯上りのまま、また日川ママとウタウタリを見に行きました。ここからは今日だけ開催されるものです。撮影可能か確認をしてきたのはママは一足先に店に戻った後、一部が終わった後だったのでの事でした。

二部のヒューマンビートボックスのコラボや和踊りを堪能


日川民芸店に一度戻り

チクペニ(槐)のバレッタをプレゼントして貰いました。
槐は木に鬼と書くけれど、鬼門に植えて魔除けとか日本各地で同じような意味合いがあるなぁと。
いつもありがとうございます。

そうして帰路へ
今度はもう少し長く滞在できるといいなぁ


日川善次郎と日川清

ワークで記憶にある方もいらっしゃるコタンの日川さん

屈斜路古丹という地区にかつてチセがありまして、カモミール亭でワークを始めた頃はよくお世話になりました。

 

20年ほど前に初めてお会いして…
それから10年ほどでしょうか…

 

ご両親のものでしたので、お母様が亡くなられた後当時の法律の壁とでも言うんでしょうか…チセは現在はありません。

 

 

本来は阿寒湖のコタンで日川民芸店を営んでいらっしゃいます。

 

以降は阿寒コタンに行くようになりました。
ワークの際にファンになる方も多く、その後は個々で訪ねている方も多いと伺っています。そのたびにお二人とも嬉しそうにお話ししてくれるんです。

 

木彫りをなさっていて鎖彫という技法があるのですが、それはもう日川さんくらいしかいないのではないかしら…と思っています。

 

よいご縁をいただきました。
今は昔ほどではありませんが、コタンの人々から見れば私たちはただの外野に過ぎません。日川さん無口な方ですけれど、いつも暖かく迎え入れてくださって長い歳月をかけて現在に至ります。

 

 

先日は、その父で屈斜路古丹にもいらっしゃった日川善次郎エカシの映画試写会の模様をニュースで見て行ったのです。
善次郎エカシには直接お会いしたことはないのですけれど。
予告編はこちらでご覧いただけます。

チロンヌプカムイ イオマンテ 日川善次郎エカシの伝承による

サツゲキでは上映中のようですので興味のある方は是非

 

 

で、帰宅した後日川清さんの映像を見つけまして…
『出てるけど…』
『そんなのあったなぁ、言ってなかった』なんてSNSのやりとりが佐々木鉄晴(P)とあったようで…

ワークではおなじみの『コタンのおじさん』がそのまま映像になっています。
この映像作った人なんてすばらしいのっ!って思うくらいそのまま

 

日川清 AKAN AINU ARTS & CRAFTS → NEXT

今回はエカシの計らいかもしれませんね。くすくす


ツルウメモドキ

枝を水につける

外皮を剥ぐ

内皮を少しずつ短冊にする

色見のよくないところを取り除く

撚る

糸の完成

これらを更に撚り合わせて長い糸に仕上げます

ベージュ系に仕上がるイラクサの糸より固め 若草色

雪の上で晒すと真っ白な糸になるらしい

赤い実をつけたまま、リースなどにはすることがあったけれど…
糸になるのね…