布わらじ (抑揚)

抑揚(よくよう)…って布地の種類です。
夏によく見かける布。
ポリのものとかもあるけれどこれは綿100%

言葉や音や書などで抑揚を…って言葉を使う事あるけれど…。
布に割と規則性をもって凸凹しているさまなのかしらね…
抑揚と言う名前で売られています。
こういう言葉の使い方、日本って素敵だなって思ったりします。

肌触りも好きです。

その抑揚からし色。

鼻緒はおめでたい感じで。

留袖deワンピース

やっと、窓を開けて作業が出来る季節が来た。
窓開けれないとちょっと辛い。

留袖ワンピースはフレアのとかドレスのとか多いけれど。
長い年月を経た布地は汚れや色焼けなどが目立つから、普段着的にもなるように。
場所によっては表裏を逆にして使ったりもするし…。

習った方のタイプではないけれど、パターン原型が改定になったりしてたのに気が付いたり…
いやぁ原型ひくと自分の体形の現実をまざまざと…。
サイズ別に原型って市販のもあるんですが、全て同じと言うわけではないので…。
自分で引いたほうが早い。

その原型に合わせて好きなデザインの数値を入れまして…
また製図をすると言う工程になり、電卓をたたきながら製図をします。
背が小さくて丸い。そんな私に合ってるとか、
スーツの上下のサイズ違う人とかには便利に使えるお洋服になるわけです。

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作業工程のひとつ。柄目を再び繋ぎ合わせる。

これ、母や祖母に言わせると、普通。
昔は洋裁雑誌も多かったですしね。
昔懐かしい足踏みミシンでホームソーイング普通。
それは嗜みよ…。みたいな感じで育ちましたから…。

なので、ホームソーイング程度というレベルで…。
いつも書きながらどこかこぉ気恥ずかしいのだけれど、
それも素直に書けばいいのよね。

自分のために作ってて意外でしたか?
いやぁ、これがね…そうなんだけれどさにあらず。
晴れな感じで着るんですよ。
なので急に作り始めたの。自分のものってそういう感じ…

製図から一週間。

たまに自分にそんなプレッシャーかけるのもいいのかもね。
…このあと裏地つける予定ですけどね…
(つくのか?間に合うのか?スリップ的でいいか…若干力尽き…)

リサイクル、リメイク、再生、Reverse、Re‐bone…
なんとでも。
呼び名はどうあれ表目は出来上がり。

なんて師匠想いの弟子かしら…
タイトルがそれならこうかしらね…にっぽんDNAはれのいのりみたいな。
そんな日に着ます(*^^*)

春巻 首巻

お久しぶりです。プチミラクル!mikaです。

数年前よりプチミラクル!はカモミール亭で使うものや
ご縁のあった方たちのご要望などあれば、と言う感じでのんびりとしていました。

今回若干、WEBの仕様を変えました。

その過程で過去の作品を改めて見ますと…
物によっては、あの工程をこなしていた自分に今更驚いてみたり…。
しみじみ。いつの間にか時は経っているのですね。

作品載せるかもしれない…という感じで…。
更にゆるゆるとしてゆきます。

最近のものを。


春の巻物 春巻


春のネックウォーマー 首巻

シルク(胴裏)パーテーション

ユーズド着物の胴裏を丁寧に洗いなおし繋ぎ合わせてみました。

透け感がありながらパーテーションになるもの
綿ローンかレースかオーガンジーっぽいもの。
で、天然素材だとすると綿ローンで作ろうかと思っていたところに
縁あって頂いた着物がやってきまして…そうよ、胴裏よね。と。

胴裏ってシルクなんですよね。あの玉虫の輝きって好きです。
それだけで十分な感じ。

解いてみると数着分の胴裏、そのうち使えるものを…
物により異なる織の加減も味わい深い。
ほんの少し金と銀を足しまして…。

蚕好きは…血かしらね。

と言うわけで、このようにカモミール亭の一角にも
似合いそうな出来上がりとなりました。が、
そそくさとアトリエに持ってゆきました。

たまにはいいよね

赤絹の胴裏って古いものらしく…
そういうのも解かせていただいたからでしょうか…

以下余談になりますが…。

その蚕が作るシルク。
旭川でも昔、祖父母の住んでいたあたりって
明治や大正の頃、養蚕は道内屈指だったのです。
福島からの移住の方が多かったからなのですが…。
祖父母の昔の家には小さいですが養蚕用のお部屋がありました。
私が生まれたころには、もうしていませんでしたが…
子供の頃なんでこんなところに変わった空間があるのだろう?
見たこともない道具がありまして…。

祖父母が当たり前だったことってもう歴史になっちゃうのね…
写真も残してないことに今更気が付くけれど…

こんなところに、旭川市指定文化財があったりします。
もうずいぶん前に何度か訪れたことはあります。
祖父母にも連れて行ってもらったことあったような…
興味のある方は是非。

養蚕民家