Feeling

いつもの年は何度か阿寒湖畔のアイヌシアターなどでアイヌの音楽に触れて機会を作っていましたが最近は阿寒湖畔に行く事も少なくなってきていました。今回は近所で聞ける機会があったのででかけてきました。
アイヌの方々が奏でる音楽は私達が忘れがちな事やシンプルさや深さを思い出させてくれます。どこか懐かしくもあり純粋さを取り戻す、そんな音色。

kapiwとappapo

民族芸能フェスティバルでお二人の歌を聴く事がありましたのでお二人の演奏を聴くのは今回が二度目。
トンコリやムックリの演奏、自然を表現した音、歌。
久しぶりに触れるアイヌ音楽でしたが、今までに聞いた事がある歌などもありリズムに合わせ身体も揺れすっかり引き込まれた1時間でした。

春からなかなか外に出る事が出来なかったmikaさんをお連れてしていきましたがこれで体調も少しずつ上向きになって行く事でしょう。
お二人の演奏を聴けたこと。そして北海道という土地にいる事、道東という恵まれた場所にいる事ありがたい時間でした。

このようなイベントに参加させていただきありがとうございました。

Feeling

先週は無常という言葉がこだましていました。
ものごとは常に一定ではないし人の心も感情も、そして自然も。
人は何かを変えようとするし、変えようともしない。
そんな事がぐるぐると頭を駆け回っていました。

週末にあるニュースを目にした。
屈斜路コタンのチセが取り壊されたという。
数ヶ月前に管理しているおじさんからmikaさんに間違い電話があった。
「今年は行けるかどうかわかんねぇ~…」と。
やっと、間違ったふりした電話だと気がついた。
そして数年前から、おとづれるたびに「来年は来れるかどうかわかんねぞ」ということも理解した。
ここでも「アイヌと和人の歴史」と思ったことだった。

屈斜路コタンのチセ。
ここでは色んな事を学んだ。日川のおじさんは無口だったが行くたびに火をくべてくれた。
思い出すと色んなことが走馬灯のように駆け巡る。

ニュースを目にした日、mikaさんの電話におじさんは「だめだった…」と。
無常の世界。
大地とともに、空とともに、天とともに歩むことを忘れてはいけない。
思い出は私の脳裏に刻まれている。
もう留まらず、変わることを怖れない。