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縫うひととき

もう30年近く前に通っていた洋裁学校では、
何年制とかのスクールと違い同じ空間には一番の新人が私で、
10年以上も先生の元に毎日通ってらっしゃる方もいたり、
お客様のオーダーを頂いていらっしゃる方もいたり。
オーダー頂いてスーツを縫っている生徒さんの横で新人の私は運針から。
日がな一日運針をするのです。
そういった意味では華道とか茶道とか…ちょっと雰囲気似てます。
今では少ないスタイルかもしれません。

 

『ここ控えて』って先生が仰ったあと席を外された事があって。
『控えめな気持ち』でミシンをかけた実話があります。

『控える』って洋裁の用語であるんですけれど、知らなかったんです。
私以外は何年も通ってらっしゃる方ばかりでしたから、知っていると先生は思われたんでしょう。

前後で2㎜間違えればもちろん糸をほどいて初めから縫い直しです。
解いている時間の方が多かったかもしれないくらい…
ボタンホールや、スナップのつけ方。今はミシンに便利な機能ついてますけど、
留まってればいいじゃなぁーい。なんて家庭科の時間みたいなことはもちろん許してはもらえません。
ここ美しくないですね。縫い直し。

今の時代、直線縫いのテキストとかたくさんあるので、自分のものは結構ダーッと縫いますけど…。

そんなことを思い出してしつけから。
昔は若さゆえその遠い道のりに辟易したものですが、歳月がそうさせるのかな…

上手じゃないから少しでも上手に作れるようにしつけをかけるのよ。

20140605-2

先生…ほんとお恥ずかしい腕前で…としみじみ。

亀の歩みのゆっくりとした時間が流れています。


私とsengaと布と

もうすぐ母の日ですね。
ちかくに母のいる方もそうでない方も母想う季節でしょうか…

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これは、母でもありますsengaから先日渡された一式でございます。
私が若干の洋裁ができるようになりましたのは…
sengaがある日勝手に入学手続してきちゃったんですね。(長くなるのでバッサリ割愛)

そのsenga
『製図書いたから服をね。』と…優しく言うのですが…。
『言訳無用』って顔に書いてある。
さすが、女6人男2人兄弟の次女のsenga

のんびり長女の私はタジタジ。

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sengaはもちろん製図も起こせます。私以上に。
なので、行った際にはさっさと製図まで出来上がっていました。
これならあとは自分で裁って縫うだけでしょ。と言ってはみるのですが。

かしこいPさんは無言。

娘の居場所を想う母心という事で
ありがたく時間を作らせていただきます。