Feeling

今日は道立釧路芸術館へチカップ美恵子展を見に行ってきました。
ちょうど運良く学芸員の方が説明をしてくれる時間でした。
作品を見に行っただけだったのですが、チカップ美恵子さんの人となりを聞く貴重な時間になりました。
説明を聞いているとあらためてアイヌ文化や精神性と北海道に住むという事に通じるものを感じました。
残されたノートには天上界についての下りがあり、自然や動物などの三次元世界だけではないものを感じられていたんだと思います。

会場には、タペストリーやテーブルクロス、衣装、鉢巻き、手さげ袋、刺繍の原画や動植物のイラスト画等様々な作品が展示されていて、詩やエッセイも読むことができました。
緻密で美しい文様が一面に刺繍された作品は、手にとってじっくり見たくなりましたがやっぱり触ることは出来ませんでしたが、チカップ美恵子さんが記した文章からは、アイヌ民族としての矜持、自然や人間に対する強い思いが伝わってきました。

美術館にはだいたい真ん中に作品を鑑賞する為の椅子がありますが、私は見るだけではなく作品の真ん中で目を閉じて作品のエネルギーを感じてみるようにしています。
都会の美術館では無理なのかもしれませんが…。
今日の作品から降りてきたメッセージは…「凛」。

6月27日までやっているそうです。
行ってみてください。アイヌ民族の文化に触れる貴重な機会です。

Feeling

先週は無常という言葉がこだましていました。
ものごとは常に一定ではないし人の心も感情も、そして自然も。
人は何かを変えようとするし、変えようともしない。
そんな事がぐるぐると頭を駆け回っていました。

週末にあるニュースを目にした。
屈斜路コタンのチセが取り壊されたという。
数ヶ月前に管理しているおじさんからmikaさんに間違い電話があった。
「今年は行けるかどうかわかんねぇ~…」と。
やっと、間違ったふりした電話だと気がついた。
そして数年前から、おとづれるたびに「来年は来れるかどうかわかんねぞ」ということも理解した。
ここでも「アイヌと和人の歴史」と思ったことだった。

屈斜路コタンのチセ。
ここでは色んな事を学んだ。日川のおじさんは無口だったが行くたびに火をくべてくれた。
思い出すと色んなことが走馬灯のように駆け巡る。

ニュースを目にした日、mikaさんの電話におじさんは「だめだった…」と。
無常の世界。
大地とともに、空とともに、天とともに歩むことを忘れてはいけない。
思い出は私の脳裏に刻まれている。
もう留まらず、変わることを怖れない。

Feeling

昨年mikaさんの携帯を変えたときに手違いで使えるはずのポイントが使えない事に。
その時すぅ~とmikaさんが差し出したのが、亡くなったばあちゃんから形見分けに頂いたお金。
残るものにしなさいと母から言われmikaさんは畳を張替えようと思って取っておいたお金でした。

今回やっと畳を張替えということになり、色々と検討しました。
うちの和室は仕事場。私たちも、カモミール亭のゲストの方も使う場所。
触ってしまうと国産いぐさに軍配。
持っている浄化する力が違いました。
そして昨晩、ばあちゃんの縁者の方からの電話でのお仕事の依頼。
畳代にしなさいというばあちゃんからのメッセージのような出来事でした。

縁っていうものはそこにあるものです。
そんな見えない縁の話も機会を作って話させていただきたいと考えています。

今日の取替えになったわけですがmikaさん「女房と畳は…」と騒ぎ立てていますが。
お前が言ってどうする!って(笑)
「私は古女房なのでミンタラへ帰ります…」
だからお前が言ってどうする!って(笑)

来月は真新しい畳の上でセミナーです。
どうぞたくさんの方の参加をお待ちしています。