Feeling

大手のレンタルサーバーのデータが全て消失したらしいと聞いて、昨日からデータのバックアップをしていました。今回は信頼と評判が良かったレンタルサーバーだったそうです。このブログなども3ヶ月前にバックアップをしてあるのですが念には念をということで先ほど完了しました。

数年前サーバーに侵入されてデータを書き換えられたことがあります。
その時にも徹夜になりましたがバックアップがあったので何とか難を逃れました。
HPやブログの数年分のデータが消失したら…。
どんなブログにもレンタルサーバーにもデータの保証は大抵付いていないですからバックアップの仕方くらいは覚えておきましょう。
そして定期的にバックアップをとっておくと安心です。

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今日は道立釧路芸術館へチカップ美恵子展を見に行ってきました。
ちょうど運良く学芸員の方が説明をしてくれる時間でした。
作品を見に行っただけだったのですが、チカップ美恵子さんの人となりを聞く貴重な時間になりました。
説明を聞いているとあらためてアイヌ文化や精神性と北海道に住むという事に通じるものを感じました。
残されたノートには天上界についての下りがあり、自然や動物などの三次元世界だけではないものを感じられていたんだと思います。

会場には、タペストリーやテーブルクロス、衣装、鉢巻き、手さげ袋、刺繍の原画や動植物のイラスト画等様々な作品が展示されていて、詩やエッセイも読むことができました。
緻密で美しい文様が一面に刺繍された作品は、手にとってじっくり見たくなりましたがやっぱり触ることは出来ませんでしたが、チカップ美恵子さんが記した文章からは、アイヌ民族としての矜持、自然や人間に対する強い思いが伝わってきました。

美術館にはだいたい真ん中に作品を鑑賞する為の椅子がありますが、私は見るだけではなく作品の真ん中で目を閉じて作品のエネルギーを感じてみるようにしています。
都会の美術館では無理なのかもしれませんが…。
今日の作品から降りてきたメッセージは…「凛」。

6月27日までやっているそうです。
行ってみてください。アイヌ民族の文化に触れる貴重な機会です。

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先週は無常という言葉がこだましていました。
ものごとは常に一定ではないし人の心も感情も、そして自然も。
人は何かを変えようとするし、変えようともしない。
そんな事がぐるぐると頭を駆け回っていました。

週末にあるニュースを目にした。
屈斜路コタンのチセが取り壊されたという。
数ヶ月前に管理しているおじさんからmikaさんに間違い電話があった。
「今年は行けるかどうかわかんねぇ~…」と。
やっと、間違ったふりした電話だと気がついた。
そして数年前から、おとづれるたびに「来年は来れるかどうかわかんねぞ」ということも理解した。
ここでも「アイヌと和人の歴史」と思ったことだった。

屈斜路コタンのチセ。
ここでは色んな事を学んだ。日川のおじさんは無口だったが行くたびに火をくべてくれた。
思い出すと色んなことが走馬灯のように駆け巡る。

ニュースを目にした日、mikaさんの電話におじさんは「だめだった…」と。
無常の世界。
大地とともに、空とともに、天とともに歩むことを忘れてはいけない。
思い出は私の脳裏に刻まれている。
もう留まらず、変わることを怖れない。