アーシングルーム

先月から少しずつですがサロン内の整理と掃除などを行っています。
整理しながら思うのは、少しでも今以上に居心地の良い空間にと考えながら整理を行っていると、結構今のサロンには必要の無いものが出てきます。

その度に、作業が止まり思いのほか時間が進んでしまう事もしばしば。
自分もまた物を捨てられない人の一人です。

そんな折、mikaさんに神託というべきメッセージが降りてきました。
壁を拭いてる私に「この部屋をどうにかしようよ!」と言ったかと思うと。
次々とアイデアを提案してきました。

家を構えた時に自分が当時趣味のアマチュア無線をしたい、というだけの為に考えた部屋でしたが、今はあまり手を掛けない事務室的な部屋。
そこにテコ入れが始まりました。

ここから机を切る作業。ジャッキを使い机の高さを調節。化粧板を貼る作業が始まります。

時も見方をしてくれました。
数日前にオープンした近所のDIY店から、計り売りの壁紙に糊まで付けてくれるサービスまであったのでそれを利用して腰壁様にしてみました。

かなり広くなった部屋が空いた事で、色んな可能性が広がっています。

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実はこの部屋。
地下2.5mに畳一枚ほどの銅板が埋まっています。

23年前、家を建てたときに、地中のベースコンクリートの更に下の地面に畳1枚の銅板を畳の様に敷きこむ、というのは初めての事だったらしくわざわざホームメーカーも電気工事業者を変更してきました。
電気的な考え方だと、普通の一般住宅で行っても棒状のアース数本程度なんですが。


写真からはわかりませんがこのコンクリートのベース面の下の地中に、そこそこ厚くてお高かった敷かれています。取り出すことは出来ませんが…

そんな中で家という場を整えるアースを目指しました。
電位を出来るだけ同じにするという事が目的でした。

当時、アマチュア無線の高い周波数でも1.2Ghz。
パラボラアンテナを使って平地でもやっと10km先に電波が届くかどうかという技術の時代。
直にその電波を受けると体調に影響が…と平気で言う時代でした。
ちなみに電子レンジは2.4Ghzです。

アースをしっかりしないと、周りにスプラッター(不要輻射)をまき散らさないように電波障害がないようにという気づかいでした。

免許はありましたが、そんな高い周波数を使う事は無く短波帯を主に外国とも交信するアマチュア無線家という珍しいタイプでした。

今は、5.6Ghzという周波数のWi-Fi電波が家の中だけじゃなく周囲からも平気で飛び交う時代。
5Gの周波数も都会では高い周波数に移行しそうですね。

アーシングというのも珍しい言葉ではなくなりました。
最近はアーシング用のこういったものもなんかも目にするようになりましたが…

ここまでの感じではないんですよね…

面白いもので地下に繋がった銅板に足を載せて事務的な作業をしていると落ち着き作業もはかどります。

季節的な事も含めて、外には出かけられない状況が続いています。

アーシングルームも是非いらした際には体感してみてください。

みずがめ座の風の時代だからこそ

空を飛ぶように

大地と調和できますように

そんな願いを込めて