貝味噌

近所でやっていた産直市でホタテ貝を買って家に戻ってmikaさんが何を思ったのか貝味噌の話になった。
mikaさんの亡き父が好きでたまに作っていた事を思い出したらしい。
そんな話をしていたら、自分も函館の祖父母のところで毎日のように食卓に上る貝味噌を思いだした。
小学生の頃は、どうしてそんなものが美味しいのか?毎日食卓に上るのか?疑問だった。
ただ単に、祖父が好きだったのだろうと思う。

では作り方は?とmikaさんに聞かれたが判らない。
ということでネットで調べると丈夫な貝が必要だとか…。
買ってきたホタテ貝も十分堅く厚さもあると思ったが、まだ産直市もやっていることだしサービスで貝を剥いていたのでいっぱいあるだろうと貰いに行く。

で、若い根室湾中部漁協のお兄さんに貝味噌を作るんだけど貝を貰える?と訪ねてみる。
「貝味噌?」
「うまいっすよね」
「(数百枚の貝殻を見ながら)全部持っていきますか?」
「これ水でしゃしゃっと洗って砂取って、貝に残っている貝柱を刮げて一緒に焼けばおいしいっすよ」
「!」
とか矢継ぎ早に言われながら
「5枚でいいです」
と貰ってきました。

「これ水でしゃしゃっと洗って砂取って、貝に残っている貝柱を刮げて一緒に焼けばおいしいっすよ」
アバウトでありながらも大胆。そうかホタテの味と貝殻からも味が出るということか!
(若者は言っていないが)妙に納得。

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本当に貝柱の残りが付いてる…

それをmikaさんに伝え調理をお願いした。

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刮げた貝柱と少量の水、ネギ、少量の味噌をガスに掛ける
この時に貝が爆(は)ぜる事があるので注意が必要だ。
薄い貝だと本当に危険。工事用保護メガネがあった方が良いかもしれない。

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そして溶き卵を投入し混ぜていきながら仕上げていく。

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で食べ進めていった図。

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これねおいしい。
ホタテ、味噌、卵、ネギ、おいしくない訳がない。
どうして今までやらなかったのか?というくらい。


今日の昼定食

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朝ふと外を見ると近所の駐車場で直売市が開かれていました。
毎年厚岸や根室の漁協がやってきて産直市が春と秋に行われます。
厚岸のブランド牡蠣の「まるえもん」や根室のホタテを買ってきて昼は定食にしました。
ご飯を炊きながら生牡蠣を食べたり(飲んだり?)、蒸し牡蠣を食べたり。

ホタテの耳を使ったご飯
ホタテ貝のみそ汁
貝味噌
ホタテの刺身

あらためて道東は恵まれた食材の宝庫なのだと実感します。
作ってくれたmikaさんありがとう。
ごちそうさまでした。