カモミール亭

慌ただしく時間が過ぎていく毎日。
普段は見逃しがちだったり、そんなことくらいと思いがちな事。
ほんの些細な事ですが、大切にしてただ動くというだけで道が見えてくる事もあるものです。
大切なご縁、色んな方に声掛けをしていただきました。
ありがとうございます。

2か月前に手術をした父親でしたが、要介護1認定になりました。
昨日、父親の通所施設との契約を済ませました。

何かの方向性を決めたとき、その時から始まるもの。
新月前日という節目。

そこから枝葉が広がっていくように願います。

カモミール亭

今年に入ってから僕も沢山の未来への怖れを感じてきました。
経済的な事、身体の事、心の事、家族の事…
数えればきりがないほど。

それでも今僕は生きています。
幸せな事に、お金も何とかなっていますし、身体もとりあえず健康、家族も疲れてはいてもとりあえず健康を保っています。

今はたくさんの方が違和感や閉塞感を感じている事と思います。
多かれ少なかれ、違和感や閉塞感や感じていない方はいないでしょう。

それでも前へ進める方、立ち止まったままの方の違いは何なのでしょう。

自分が感じる事、感覚を大事にしていますか?
それを否定していませんか?

心の鍛錬をしていますか?
何か一つでも、感覚を磨く事をしていますか?

それは自分への感謝に繋がります。
自分の感覚を良い悪いは考えずまずはそう感じている自分を認める事。

そうすること、それだけで前へ動き出せる人も多いと思います。

自分を深く観る事。

神様は私たちを見ていてくれている事でしょう。

きっとチャンスはやってきます。

カモミール亭

人は何度でも生まれ変わる事ができる。
そしてそのチャンスを与えられている。
そう感じます。

個人的な事ですが。

6月の中旬、「父親が入院したと」母親からの電話。
入院先の病院への訪問を少しの間控えていました。
その後、何度も病院へ行く事にはなるのですが。

できるだけ手術は避けようということで処置を施しましたが一向に数値が回復せず。
このままでは、いつ急変するか判らないという事で
入院から一か月、2度目の心臓弁交換手術ということになりました。

手術件数を減らしている昨今ですから、本当に命の危険が差し迫っていたのだと思います。
心臓外科の執刀医の先生からも何度も説明されました。
合併症、術後透析の可能性は半々、等々ある程度障害が残る事を息子ながら覚悟をしていました。

こういう時には、色んな事が頭をよぎります。
全てではないにしろ後悔だけはしないようにできる事はしようと決めました。

22年前の初回の人工弁への置換手術は約10時間という大手術。
人工心肺装置から切り替え、止まった心臓は電気ショックでようやく帰還しました。

今回は8時間にわたる人工弁(器械弁)から人工弁(生体弁)手術。
人工弁との癒着もあり相当大変だったと執刀医の先生から術後の説明で伺いました。

そんな経緯を知ってかしらずか
80歳を過ぎた父でしたが周りが思って以上の回復ぶり。
術後の経過も順調で、次の日にはICUから一般病棟へ移りました。
当初術後一か月以上は入院の予定でしたが、お盆前に無事退院に至りました。

わがままな父親ですからさぞかし大変だったろうかと思います。
内科の先生、心臓外科の先生をはじめ、看護師さん、病院関係者の方々には本当にお世話になりました。

父親を見て思うのです。
人は何度でも生まれ変わる事ができるし、そしてそのチャンスを与えられる。
不平、不満を言えばきりがない。
感謝をもっていきるかどうか、その先は自分次第なんだと思います。

護られている事に気が付き、チェンジするもよし。
そのままいきるもよし。
息子ながらそう思わずにはいられません。

色々心配を掛けた妻のmikaさんと共に。
ささやかなリラックスタイム。

お盆という時期でした。
たくさんの方々に見守られていたんだと思います。
ご先祖の皆さん、いつも見守ってくれてありがとう。

【おまけ】

これはmikaさんが手術前に退屈だろうからと、リハビリも兼ねて渡しておいたねぷたの塗り絵。
青森育ちの父。いつの間にか塗っていました