春告魚
北海道では春告魚とも言われる魚。
鰊を見かけるとやっと春が来たかなと思います。
「あれから鰊は~♪」なんて歌もありますが最近は良く見かけるようになりました。
父が漁師で港の近くにいたこともあり小さい頃はこの時期鰊を焼く匂いや軒先に干してあったり。
猫が鰊を狙っていたり、そんなのどかな風景がありました。
追い返してもまたやってくるんですね。
今はあまり自宅で魚を干している家はあまり無いのでサザエさんの世界でしょうか。(これも通じないかな?)
ありがたいことに漁師さんやそれに関わる方々の努力で近年は資源も回復してきているようです。
鰊というと日本海というイメージの方が多いと思いますが、道東にも鰊が回遊しています。
道東産の鰊は食感も脂のりも良いので機会があれば食べ比べてみるのも楽しいかもしれません。鰊にはDHAやEPAも多く含まれているそうです。
この日は朝から何も食べずに晩までレイキ伝授セミナー。
いつもとは研ぎ澄まされ感じ、これがまたたまらない感覚でした。
それでも伝授が終わると途端にお腹が空いてきました。
いつものお店へ(定食屋)へ行くと旬の道東産の鰊(にしん)。
鰊の刺身、煮付け、釧路産鯖の塩焼き。ごはんは大盛り一つ半。
アイヌの人は神魚と呼んでこの時期になると祭壇に「木幣(イナウ)」をたて鰊を迎えたようです。
それだけ昔は長い冬が終わって春が来るのを待ち遠しかったのでしょう。